3月定例研修会報告

 

【日 時】2019324日(日)9:1512:00

【場 所】ひまわりセンター4階 研修会議室3

【テーマ】PSWストレングスの探索と創造

【参加者数】18

 

 

  研修報告

看護師や心理士など、ソーシャルワーカー以外の職種でも“ソーシャルワーク”を使うようになってきた中、私たちPSWは何を強みとし、当事者や社会と向き合えば良いのか。PSWとしてのストレングス、持ち味は何なのかを探索し、アイデンティティの形成をより強化すべく、今回の研修はすべてグループワーク形式で行われた。

初めに、『クライエント、家族に対するPSWストレングス』について話し合われた。先入観を持ってしまうと、対象者のお人柄や強みが見えなくなってしまうので、先入観を持たないようにしているといったことや、本人の想いに寄り添うことなどが挙げられ、人として大切にしたいという想いが伝わって来た。また、現在の問題点や課題にばかり着目するのではなく、希望の持てる支援や、未来が見える支援を考えられるのも強みだと意見も挙がった。

次に、『所属機関に対するPSWストレングス』についてである。クライエントに安心感を与えたり、医師との間での潤滑油になることで治療に繋がったり、法律が関わってくるような案件はPSWがしているなど、様々な意見が出た。そして、信頼してもらっている対象者に、ちゃんと信頼のおける支援者をつなぐことで対象者の安心感も違ってくる。顔の見える関係づくりや信頼のおける関係づくりをしていることも強みであると再確認できた。

最後は、『社会に対するPSWストレングス』。最近では、学校領域や児童虐待に付随してソーシャルワーカーが新聞などで取り上げられることが増えてきている。しかし、医療でもソーシャルワーカーが活躍していることは知られていないことが多い。そのため、連携にしても社会を意識しておこなってみたり、発信や啓発に力を入れていきたい。そして、当事者の権利侵害に対してソーシャルアクションをおこないたいが、やり方が分からなかったり、時間の問題もあってできていないが、これもおこなっていきたいとの話が出ていた。

研修会の最後には、齋中会長からお話があった。今までは、良い家柄であったり、高学歴、有資格ということが選ばれる基準であり、安心材料であった。しかし、現在100年に1度の変革期に突入しており、資格を持っているだけでは選ばれる基準には満たされず、個人が選ばれる時代が来る。その上、ソーシャルワークがPSWの専売特許でなくなってきている今、大切にしているものや強みをちゃんと意識していかないと、淘汰されていく。個人の時代がくる中で、一人一人が選ばれるコメディカルになるために意識し、社会への発信もおこなっていかなければならない、とのことであった。

何となく、「PSWとはこういう仕事をしている」「PSWの強みとはこういうものだ」と思っていても、いざ言葉にして伝えようとすると難しかったりする。しかし、今回の研修で各々が言葉にしたことは意識化され、行動化されていくのだろう。それが齋中会長の言う個人の時代を生き抜く術になるのだ。一人では獲得困難なことも、この様な研修を利用することで獲得できることもある。選ばれるPSWになるために一緒に研修会に参加しませんか。

 

報告 大杉 真央(大西病院)