精神保健福祉士(PSW)とは?

 精神保健福祉士は、1997年に誕生した精神保健福祉領域のソーシャルワーカー(Psychiatric Social Worker/PSW)の国家資格の名称です。PSWは、1950年代から精神科医療の分野で活躍してきた歴史ある社会福祉の専門職で、心の病で苦しんでおられる方の生活問題や社会問題の解決のためのお手伝いをしてきました。

 人は誰しも、その人らしく生きていく権利を有しています。しかし、人は生きていく過程で様々な生きづらさを経験します。生きづらさは、それ自体が悪いのではなく、その状況とどう向き合っていくかが重要です。私たち精神保健福祉士は、社会福祉の専門職として、心の病で苦しんでいるご本人に寄り添いながら、一緒に状況に向き合い、ご本人がどのように生きていきたいかを一緒に考えます。

 そして、その際、主に以下の3つのことを大切にしています。

  1. 人生の主役はご本人である。(本人主体の原則)
  2. 主役であるご本人が、自分のことを考え決める。(自己決定の原則)
  3. 生きていく上で喜び、悩む権利も含め、人としての基本的権利を擁護する。(権利擁護の原則)

 精神保健福祉士という国家資格ができたことは、国民皆様全ての心の健康のお役にたつための資格化であったと考えています。

 私たち精神保健福祉士は、医療機関、福祉施設、行政機関、教育機関など、皆様の身近な機関でその専門性を発揮しています。

 心の健康は、病の有無、年齢、性別に関係なく、皆に共通することです。現代のようなストレス社会だからこそ、社会福祉的な視点から心の病を持つ方に寄り添う精神保健福祉士の役割は、さらに重要視されています。